2026-07-21 グローバル物流動向ブリーフ
CPC原油輸出に支障、中東リスクが継続…欧州ではETS規制拡大の動き

今週のグローバル物流市場では、カザフスタン原油輸出ルートが打撃を受け、中東の地政学的リスクが続く中、欧州発の環境規制強化の動きが見られた。韓国の荷主・フォワーダーは、中国および米州航路の安定性とともに、CIS経路の変動性にも注目する必要がある。
東アジア: [EUKOR・SIPG Energy・World Fuel]、上海港で新造船向けグリーンメタノール燃料供給を初めて完了した。今回の給油は自動車運搬船(PCTC)「ニューシェイパー(New Shaper)」クラスの船舶を対象に実施され、世界的な海運脱炭素化の流れの中でアジア拠点の役割を改めて示した。(Hellenic Shipping News)
東南アジア: []、シンガポールの燃料油価格動向が公開された。極東と東南アジア主要港間の燃料油価格差が拡大しており、韓国船社の寄港地戦略に影響を与えかねない要素として分析される。()
中東: [CPC(カスピ海パイプラインコンソーシアム)]、タンカー攻撃事件が発生し、カザフスタン原油の主要輸出航路での積み込みが中断した。中東発の混乱がCISおよび欧州向け原油供給網に直接的な支障をもたらしており、韓国の荷主は代替供給源の確保に注意を払う必要がある。(Hellenic Shipping News)
欧州: [欧州委員会]、EU ETS(欧州排出量取引制度)の見直し案に小型船舶を含める提案を行った。既存の適用対象より小さいトン数の船舶にまで規制網が拡大されれば、韓国の中小船社や欧州航路のフィーダーサービスにもコスト負担が増す見通しだ。[EBRD(欧州復興開発銀行)]、ルーマイン・コンスタンツァ港への1億ユーロ規模のグリーンアップグレード資金支援を承認した。(Container News, Hellenic Shipping News)
米州: [ヒューストン・シップチャンネル(VTS Houston)]、貨物量の増加を記録した。米メキシコ湾岸の主要航路の成長は、韓国発米州向け輸出貨物にとって好材料だが、内陸インフラのボトルネック発生可能性については引き続き監視が必要だ。(Container News)
今週の重要キーワード: #CPC混乱 #中東リスク #EUETS拡大