2026年7月27日 グローバル物流動向ブリーフ
ホルムズ海峡発の原油価格リスク拡大、バンカー価格上昇と代替航路模索が加速

今週のグローバル物流市場は、ホルムズ海峡をめぐる地政学的緊張がバンカー価格急騰と航路離脱を誘発し、主要変数として作用した。同時に米国の新規関税発効と欧州の環境規制強化の動きが、荷主・フォワーダーの意思決定に複合的な影響を及ぼしている。
[東アジア]: 大韓造船(Daehan Shipbuilding)、スエズマックス2隻を受注。韓国造船業界が高付加価値船型であるスエズマックスタンカーの建造契約を獲得し、受注モメンタムを継続した。
[東南アジア]: ユーセンロジスティクス(Yusen Logistics)、ベトナム北部にLEEDゴールド認証物流センターを開設。環境認証を取得したこのセンターは、グローバルサプライチェーン再編の中でベトナムを主要生産拠点として活用しようとする需要に対応する見通しだ。(出所: Container News)
[中東]: ホルムズ海峡通航船舶が70%急減、タンカーの大半がイラン領海航路へ迂回。イラン・湾岸間の緊張高まりにより海峡通航リスクが現実化し、バンカー価格上昇と脱炭素論議が同時に触発されているとの分析だ。(出所: Hellenic Shipping News)
[欧州]: マースク(Maersk)、北欧地域に緊急内陸燃料割増料金を導入。高油価が海上輸送だけでなく内陸輸送コストまで圧迫する中、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドなどへ貨物を送る荷主は短期運賃変動に注意が必要だ。(出所: Container News)
[米州]: 米国の新規関税が発効、企業の輸入急増の中で本格施行。バイデン政権の対中国301条関税改正案の一部が発効し、韓国のフォワーダーは米国向け貨物の通関コストおよびリードタイムの変化に先制対応する必要がありそうだ。(出所: Container News)
今週の主要キーワード: #ホルムズリスク #バンカー価格上昇 #米国関税