DHL貨物機が離陸中に不審物と衝突、独ライプツィヒで
ドイツのライプツィヒ/ハレ空港でDHL貨物機が離陸中に正体不明の物体と衝突し、ハノーバーに緊急着陸した。
ドイツ東部のライプツィヒ/ハレ空港で11日夜、DHLの貨物機が離陸上昇中に正体不明の物体と衝突し、ハノーバーへの緊急着陸を余儀なくされた。関係筋がロイターに明らかにしたところによると、同空港では夜間に滑走路付近でドローンが発見され、独紙ビルトはこれに起爆装置が付いていたと報じている。
警察の報道担当者によると、爆発物専門家がドローンを調べている間、物流大手DHLとウクライナのアントノフ航空が拠点とする同空港の南側滑走路は閉鎖された。一夜のうちに旅客便を含む複数の航空機が目的地を変更したが、午前中には通常運航に戻った。
ビルト紙によると、ドローンは現地時間11日午後11時45分ごろ、アントノフ機の近くで見つかった。X線検査で内部に起爆装置が確認されたが、不良品だったという。爆発物は肥料とガソリンから容易に作れるタイプとみられる。空港では航空機の目的地変更が行われる中、貨物機1機が着陸を中断し、その後正体不明の物体に衝突。ハノーバーに着陸した際、機首部分に軽微な損傷が見つかった。
ドイツ内務省報道官はドローン発見を確認したが、詳細は明らかにしなかった。欧州の治安機関は2024年、小包に隠された発火装置が相次ぎ発火した事件を調査しており、航空貨物への妨害行為が懸念されている。発火装置の一部はライプツィヒのDHL倉庫や欧州を輸送中の貨物で見つかった。内務省報道官は今回の事件との関連性は現時点で確認できないと述べた。ドイツ連邦警察はロシア工作員による組織的な犯行の可能性を指摘しており、ロシア側は関与を否定している。DHLグループCEOのトビアス・マイヤー氏は、今回の騒動を調査中で、顧客への影響を最小限に抑えるよう努力していると述べた。