USPSとアマゾン、当日配送で実証実験
米国郵便公社とアマゾンが、午後に持ち込まれた荷物を当日配送する実証実験を開始した。まず2拠点で始める。

米国郵便公社(USPS)とアマゾンは、アマゾンの荷物を当日配送する共同の実証実験を始めた。アマゾンの広報担当者がSupply Chain Diveに確認したもので、午後にUSPSのネットワークに持ち込まれた注文が当日配送の対象となる。
郵便業界誌Postaltimes.comが公開した9月21日付のメモによると、現地時間の午後0時から1時の間にUSPS網に引き渡されたアマゾンの荷物を、事務員が仕分けし、都市部の配達員が同日の午後2時から8時の間に配達する。実験は火曜日にウェストバージニア州モーガンタウンとアリゾナ州レイクハバスシティの仕分け・配達センターで始まる予定だった。全米郵便配達員協会のメモによれば、両拠点とも荷物の上限を200個、配達ルートを3本に限って実施し、終了時期は未定とされている。
アマゾンの広報担当テレンス・クラーク氏は電子メールで、通常の午前の持ち込みに加えて午後の「ドロップ」をUSPS施設で受け付けることで、顧客へのサービスと選択肢が広がると説明した。「例えば、日中の遅い時間に注文した場合も、この実証実験を通じて当日配送の対象になる。それ以外の流れはこれまでと同じだ」と述べた。
アマゾンは近年、自社配送能力を急速に拡大してきたが、荷物の一部はなおUSPSに依存している。当日配送の速さで顧客に届ける能力を高めることは、食品や日用品などの分野で顧客需要に応えるための優先課題となっている。アマゾンは今年、1時間配送と3時間配送の選択肢を発表したほか、ドローン配送の対象地域を6倍に広げ、最短30分で顧客に届ける計画も明らかにしている。
今回の当日配送の実証実験は小規模な形で始まるが、両社の協力範囲が広がる可能性がある。